ミャンマーの街・観光地
ミャンマーの首都ネピドーは自然豊かで時間がゆったり流れる街でした
2019年6月、1泊2日でミャンマーの首都ネピドーに行きました。ミャンマーは旧首都ヤンゴンで事足りることが多く、政府関係者との打ち合わせなどがないとネピドーに行く機会はなかなかありません。
(ネピドーはネーピードーのように書かれることもあります。)
私もネピドーに行く前は、政治とミャンマー軍関連の都市というイメージを持っていたので、物々しい感じのところなのかな、と思っていました。
しかし、行ってみると自然豊かで閑静な街でした。
正直、見所はまだほとんどないので、ミャンマー観光が2回目以降の方やバックパッカーの方がヤンゴン⇆マンダレーの移動の間に入れてちょっと立ち寄る、くらいの感じで行くことをおすすめします。自然豊かで綺麗な街なので、心の洗濯をしたい人にはおすすめできる場所です。
ネピドーの基本情報
ネピドーは2006年からミャンマーの首都になりました。旧首都でミャンマー経済の中心地ヤンゴンから北に約370km、第2の都市マンダレーから南に約270kmとミャンマーの2大都市の間に位置しています。
人口はちゃんとした統計だと2014年のIMF統計で約115.8万人となっております。政府で仕事されているミャンマー人に聞いても現在の人口はよくわからなかったのですが(3名に聞いたら56万人・100万人・150万人と意見はバラバラ…近隣の市区を含んでいるかどうかで差があるのでしょうか。)
私が行った2019年6月も新設の公務員宿舎を70棟ほど建設中だったので、個人的には人口は増えているのではと思っています。
2020年11月追記
ネピドーの基本情報について2020年4月の労働・入国管理・人口統計省発表を基にまとめました。
ネピドーってどんなところ?
ネピドーはミャンマーが軍事政権から現在の政権に変わった際に作られた都市で「人工首都」と言われたりもしています。その言葉の響きと、政府関係者や軍関係者がほとんどであることから、私も冷たそうな印象(物々しい感じ?)を想像していました。
しかし、実際に行ってみると、新しく作られた都市だけあって道路が綺麗に整備されており、緑も豊かで気持ちの休まる雰囲気でした。
しっかり整備された道路で、片道8車線、両車線で16車線の場所もあります。ヤンゴンの交通量が多い道路でも未だに未舗装でガタガタだったりするので、違う国に来た感じがします。
見所としては、とにかく後述するウッパタサンティパゴダ(お寺)です。中に入ることができる金の仏塔がすごく綺麗で一見の価値が有ります!
滞在は何日くらい必要?
正直に言うと、まだまだ見所が少ないので、長くても1泊2日で、一度行けば十分です。バックパッカーだったらヤンゴンから夜行バスで朝ネピドーに着いて、1日観光して夜のバスでマンダレーに移動するような感じで十分だと思います。
首都としての今後の発展に期待、と言う感じでしょうか。
交通手段と費用は?
ネピドーに国際空港はないので、ヤンゴンから国内線の飛行機で行くか、ヤンゴンかマンダレーから車か長距離バスで行くかをおすすめします。私は長距離バスで行きました。
ヤンゴンから
- 飛行機 片道150-200USD程度 約1時間
- 車チャーター 往復200-300USD程度 片道約6時間 *運転手付き
- 長距離バス 片道6-12USD程度 約6時間
- 電車 片道10USD程度 約11時間
※値段は変動する可能性があるのでご自身でお調べください
*車チャーターの値段は交渉次第です
ネピドー内
流しのタクシーを捕まえるのは結構難しいので、運転手付きタクシーをチャーターした方がいいです。
何箇所廻るかなどによりますが、1日あたり50USD-100USDくらいでしょうか。
*車チャーターの値段は交渉次第です
一見の価値あり!ウッパタサンティパゴダ
ウッパタサンティパゴダはヤンゴンのシュエダゴンパゴダを真似て作られたミャンマーのパゴダ(お寺)です。
仏教徒ミャンマー人談によると、
ヤンゴンがシュエダゴンパゴダに守られているように、ネピドーの制定に当たって占いなどで立地を決め、建設をはじめたそうです。
しかし、この土地は何か悪いものが憑いていたせいで建設工事が難航し、事故が起きたりしてなかなか建設が進みまなかったようです。そこで、高名なお坊さんたちが集まって数ヶ月間ずっとお経を唱え続け、憑物がなくなってやっと建設ができたと言うことです。
ウッパタサンティパゴダは仏塔の中に入ることができます。新首都の威信をかけて作られただけあって濃い緑と金で飾られた宝飾がとても綺麗です。
ちょっと小高い丘の上にあるので、緑豊かなネピドーの景色を一望することもできます。
パゴダから歩いてすぐの横の敷地で、白い象をみることもできます。
夕方の金の仏塔も綺麗でした。
ネピドーに来てウッパタサンティパゴダに行かないと言う選択肢はないです。ぜひ行ってみてください。
アクセス
ネピドーの他の観光地は?
他には下記のようなところがありますが、見て「ふーん」と言うくらいの感じなので…時間の都合に合わせて行くのでいいかと思います。
- 博物館(宝石博物館、軍事博物館)
- 広い公園(ネピドー噴水ガーデン、国立東洋医学薬草園)
- 動物園(ネピドー・ズーロジカル・ガーデン&ネピドー・サファリパーク)
- 市場(ミョマ市場)
白い象は動物園に行かなくてもパゴダの横で見ることができますし、ミョマ市場は他の都市でもみられるミャンマーのローカル市場です。
他の国や都市で経験できなさそうなところでいうと宝石博物館や軍事博物館でしょうか。
公園は、広いですが特に何もありません。ネピドーに住んでいたとしたら、休日に行って読書したいかなという感じです。
おすすめレストラン「Bamboo Land」
ネピドーのおすすめのレストランは「Bamboo Land」です。ミャンマー政府の方との会食でおすすめのレストランとして紹介いただいたので、ミャンマー人の評価は高いのかなと思います。
価格は高くなく、5人で食べてビールも飲んで70USDくらいでした。(最近、ヤンゴンもレストランが値上がりしているのでもう少しかかるかもしれません)
ネピドーは歴史が浅くネピドー料理はありません。竹が有名なので、ネピドー産の竹を店内の飾りや食器に使っています。
料理自体はカチン料理(ミャンマーのカチン州の料理)のお店です。結構辛いので、辛い物が好きな人にはかなりおすすめです。
味も良かったので、辛いものが苦手な人は注文時に「アセッショーバー」(辛さを少なくしてください *セッはサッとセッの中間の発音)と言った方がいいです。
盛り付けもインスタ映えしそうなお洒落な感じでした。
米を別に注文して、写真左側のおかずを米にのせて食べるスタイルです。米は炊き込みご飯みたいなものも選べます。
写真右側は〆に頼んだつけ麺です。スープがとてつもなく辛かったですが、クセになる感じで美味しかったです。
辛さは青唐辛子系の辛さで、私は辛さを何も調整しなかったので、ビールの消費量がかなり増えましたが(笑)、とても美味しかったです。
アクセス
おわりに
ネピドーの紹介は以上です。
結局、ウッパタサンティパゴダとBamboo Landしかおすすめしませんでしたが、ミャンマー観光が2回目以降の方はぜひ、新首都「ネピドー」に行ってみてください。ヤンゴンとは違うミャンマーを感じられると思います。
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