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ミャンマーにおけるガソリン価格の高騰と現地状況レポート

EDIT BY たけ
たけ

ミンガラーバー。こんにちは。竹之下です。

最近、ミャンマーではガソリン価格が急上昇しており、その影響は広範囲にわたっています。
今回の記事では、この問題の背後に潜む要因と、それがミャンマーの経済と日常生活に与える影響について考察してみたいと思います。

価格上昇の主な要因

ミャンマーにおけるガソリン価格の上昇は、いくつかの主な要因に起因しています。その中で最も大きな影響を与えているのは以下の点です。

原油価格の上昇

国際的な原油価格の上昇は、世界中の多くの国と同様にミャンマーでもガソリン価格に直結しています。
原油価格が高騰すると、輸入にかかるコストが上昇し、それが価格に反映されます。

外国為替レートの変動

ミャンマーの通貨であるキャットは外国為替市場での変動が激しく、これがガソリン価格にも影響を与えています。
通貨の価値の低下は輸入商品の価格上昇を招き、これがガソリン価格の高騰につながっています。

為替レートは数年前に比べて2倍ぐらいの価値が下落しています。
こちらをご参考にしてすると変動の推移がわかります。

ミャンマーでは銀行のレートと裏レートがあります。その差分は、とても大きいです。ミャンマー人はドルが欲しい人がたくさんいます。

ミャンマーのガソリン代が過去最高に高騰

2023年12月12日現在、ミャンマーのガソリン代は、1リットルあたり**2,400チャット(約170円)**に達し、過去最高を更新しました。これは、1年前の約5倍の値段です。
日に日に原油不足により変動しております。こちらを参考にしてください。

ミャンマー取り扱いガソリン

日本ではガソリンの種類は、『レギュラー』・『ハイオク』・『軽油』と3種類がありますが、ミャンマーでは主に4種類(レギュラー・ハイオク・軽油2種類)のガソリンがガソリンスタンドで販売されています。

ミャンマーのガソリン種類

  • RON92(レギュラー)
  • RON95(ハイオク)
  • プレミアム軽油
  • 軽油

ミャンマーの生活の様子

ガソリン代の高騰は、ミャンマーの経済に大きな打撃を与えています。国民の生活費が圧迫され、輸送コストの上昇による物価高騰も懸念されます。また、ガソリンの供給不足は、社会不安の拡大にもつながる可能性があります。
ミャンマー政府は、ガソリン代の高騰を抑制するために、輸入コストの削減や、国内の石油精製能力の強化を検討しています。しかし、外貨不足や国内情勢の不安定化が続く中、ガソリン代の高騰は当面続くものと見られます。

朝からガソリンを不足で長蛇の列を続いたり、ガソリン不足で販売できない販売店などがCLOSEしているところが最近ではよく見かけます。

おわりに

日本でも原油の高騰による物価上昇やガソリンの高騰は、よくニュースでとりあげられていますが、ミャンマーではまだ発展途上国の中でも成長が進んでいない国でもあります。そのため、高騰が著しいです。今後のミャンマーの発展を望みます。

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