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ミャンマー人向けYouTubeチャンネル運営を1ヶ月やってみた共有
ミャンマー人向けのYouTubeチャンネルを開設して動画を作成しています。
本日は、1ヶ月運用してみた経験からミャンマー語字幕のおすすめの編集方法やYouTubeのタイトルや説明欄の設定方法などを紹介します。
はじめに、YouTubeチャンネルを開設した経緯を紹介します。
私はミャンマーのモン州モーラミャインで日本語学校を経営しているのですが、現在の自粛の煽りでミャンマー政府より営業停止の要請がでており、日本語学校を休校しています。
そのまま黙って待っていても何にもならないので、YouTubeで動画コンテンツを作成して配信することにしました。
YouTubeにした理由
初めはオンライン授業をしようかと思ったのですが、通信環境(インターネット環境)から断念しました。
ミャンマーは主要都市のヤンゴンでも家庭の定額制インターネットの普及率がとても低いです。
ヤンゴンでさえ一般家庭では定額制インターネットの普及率が低いので、私が学校を経営するモーラミャインではもっと普及率が低いです。
加えて、モーラミャインのオフィスではIT事業のために85Mbpsと30Mbpsの2つのインターネット回線を契約していますが、それでもskypeでの通話中に途切れてしまうこともあります。
これらの要因から、学生にオンラインで授業を届けることはできないと思いました。
一方で、大体のミャンマー人はスマートフォンは持っており、利用率は高いこと、スマホのネット回線だと、夜10時から朝6時までは通信量の減りが少ないなどのサービスがあることなどから好きな時に見ることができる動画コンテンツを提供することを決めました。
ミャンマーでは一番普及しているSNSはFacebookで、Facebookで動画配信した方が多くの方にリーチはできるのですが、日本語学校のスタッフの給与分は稼がなければいけないので広告収入が見込めるYouTubeにしました。
ミャンマー語の文字コード問題
YouTubeの動画を作ってみて、一番大変なのはミャンマー語の挿入です。
ミャンマー語には文字コードが2種類あります。Unicode(ユニコード)とZawgyi(ゾウジー)です。
iPhone11ではUnicodeのキーボードがあり、ミャンマー語の特殊なアプリを入れなくてもよくなりました。
しかし、Androidや古いiPhoneではミャンマー語のキーボードがデフォルトでは入っていなくて、フォントアプリをインストールしなければいけません。そして、現地のミャンマー人はZawgyiを使う人が多いです。
文字コードが違うと文字化けしてしまうので、ミャンマー人の社員に翻訳をしてもらう際にはどちらの文字コードで書いているかをちゃんと把握して、変換が必要な場合は下記のようなコンバータで文字コードを変更して使用する必要があります。
ラビットコンバータ
https://www.rabbit-converter.org/Rabbit/
ラビットコンバータでは、UnicodeをZawgyiに変換したい時には左側の入力欄(Unicodeの入力欄)にUnicodeのミャンマー語をコピペしたら、一瞬で、右側のZawgyiの入力欄にZawgyiのミャンマー語として表示されるというものです。
(Zawgyi→Unicodeにしたい時には、逆の操作をすればOK)
ミャンマー語対応している無料の動画編集ツールがほとんどない
さて、文字コードの問題が解決しても、そもそもミャンマー語の文字が文字化けされずにコピペできる動画編集ソフトがほとんどありません!
(ご存知の方がいたら、教えて欲しいです!)
MacのiMovieはZawgyiだと文字の挿入ができます。ただ、編集の自由度があまりないので個人的には使い勝手は良くないと思っています。
私はPhotoshopなどで一度PNG画像(背景が透明なもの)を作ってから、それを動画の上に被せて字幕のようにしています。
手間はかかるのですが、無料で見た目よくやるなら今はこの方法が一番いいかと思います。
↓PNG画像の例(背景は透明にしています)
有料の動画編集ソフトだとAdobeのPremier Proがいいそうです。
ミャンマー語もUnicodeとZawgyiどちらでも大丈夫とのことです。
まだ使用したことがないので、私も試してみようと思います!
YouTubeのタイトル欄と説明欄はUnicodeで書くべき
せっかく作った動画をミャンマー人にみてもらうために、YouTubeのタイトルや説明欄をミャンマー語で設定したい場合、ややこしいので注意が必要です。
何を注意しなければいけないかと言うと、YouTube Studioの編集画面だとUnicodeかZawgyiの「どちらか片方だけ」を使って記載していれば、文字化けはしていないように見えます。
しかし、実際に動画をアップしてみると、Zawgyiで書いたものは文字化けしてしまいます。当然、SEOにも引っかかりません。
YouTubeはUnicodeに対応しているので、タイトル欄と説明欄にミャンマー語を入れる場合は、必ずUnicodeで記載してください。
もし、ミャンマー語翻訳を対応してくれた人がZawgyiを使っていたら、上述したラビットコンバータでUnicodeに変換してコピペしてください。
UnicodeかZawgyiかわからなければ、とりあえず投稿してみて文字化けしていたらラビットコンバータでZawgyi→Unicodeの変換をしてコピペし直すようにすればいいです。
実際に作成した動画の例
1:ミャンマー語クイズ
PotoshopでZawgyiをペーストした画像と無料動画編集ソフトShotcutで作成してみました。
2:日本の生活の雑談
PotoshopでZawgyiをペーストした画像と無料動画編集ソフトiMovieで作成してみました。
本日の共有は以上です。
色々試行錯誤しながら試してみます。またしばらく運用してみて知見がたまってきたら情報共有します。
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