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CBbank提出用Payrollを自動算出してみた【ミャンマーオフショア】

EDIT BY たけ
たけ

私が経営するミャンマー法人では給与支払いに現地の銀行CBbankを使用しています。
今日の記事では、ミャンマー法人での給与支払いの方法について記載します。
これからオフショア企業を作りたい方や

給与振り込みの流れ

ミャンマー法人での給与振り込みの流れを紹介します。

経理社員による給与計算

ミャンマーは給料の支払いサイクルが早く、弊社も25日締め当月末払いでやっています。
25日の締め日が終わったら翌営業日に給与計算を完了させ、各社員への給与明細を準備します。

給与明細の発行については、ExcelのVBA(マクロ)によって自動化して効率的に回しているので、そちらにご興味がある方は以前の記事もご参考ください
[URL]給与明細を自動発行してみた(vba001.txtの記事へリンク)

PAYROLLの作成

私はCBbankのインターネットバンキングによるオンラインでの給与振り込みを実施しています。
CBbankの場合、オンラインで給与振り込みするためには、CBbankの指定するCSVファイル(形式はExcel)に社員の銀行口座名義、口座番号、通貨(ミャンマーチャットならMMK)、金額を記載したものをアップロードします。
そのCSVファイル(形式はExcel)はPAYROLLと呼ばれています。

PAYROLLの自動化については後述します。

現地管理者によるオンライン振り込みの登録

現地管理者(ミャンマー人)がCBbankのインターネットバンキングページからPAYROLLをアップロードし、私に対して承認依頼を送ります。

私による承認

最後に、私の方でCBbankのインターネットバンキングページにログインし、承認依頼の確認をします。
インターネット上のことなので、日本からでも対応できるので非常に便利です。

私の方で確認して問題がなければ、CBbankから発行されているトークンを使ってワンタイムパスワードを発行し、給料の振り込みを承認します。
そうすると、即時〜1時間以内くらいに各社員の銀行口座に給料が振り込みされます。

残高がオンライン上で確認できますし、給料だけじゃなく大きいお金の振り込みの場合も私の承認を通さないとできないようにしているので、オフショア企業を運営する上でも安心してお金の管理ができます。

以上が給料の振り込みの流れです。

PAYROLLの作成自動化

それでは、PAYROLLの作成自動化について紹介します。

PAYROLLはCBbankが指定したフォーマットで、勝手に編集できないように鍵がかかっているセルもあります。
以前は経理社員が都度前月のものをコピペして、前月から変わった箇所を手打ちで修正していました。

手打ちだとどうしてもミスが発生してしまうリスクがあるため、給与明細の発行に伴ってPAYROLLの作成も自動化してみました。

どれくらい時短できたか

以前は、PAYROLLの作成にはチェックも含めて数十分〜1時間ほどかかっていました。
現在は、自動化したことにより、3分以内で作業完了できています。

給与明細の流れですぐできる

今回もExcelのVBA(マクロ)で自動化をしました。
あらかじめ全社員の銀行口座名義と口座番号を登録したExcelファイルに、「給与明細作成時に作るサマリー」をコピぺして、ボタンを1回押すだけでCBbank指定の書き方で出力されるようにしました。

出力されたものをCBbank指定のPAYROLLフォーマットにコピペすれば、それだけで作業完了です。

最初に1回ファイルを作るだけで、毎月数十分〜1時間の時間短縮となるので、おすすめです。

おわりに

ExcelのVBA(マクロ)を使って経理作業の自動化を行うと、社員の生産性も向上しますし、ミスもなくなるので管理者のストレスも軽減できます(笑)
弊社は社員41名中、総務・経理・人事労務をまとめて1名の社員だけで対応していますが、作業をほとんど自動化しているので残業ゼロで1名で回せています。もし社員が退職して入れ替わることになったとしても、マニュアルも完備していて、管理者もやり方を把握しているので未経験の後任を採用しても引き継ぎも非常にスムーズにできます。

その角度から見ても自動化はおすすめなので、是非参考にしてみてください。
やり方がよくわからないなどありましたら、弊社の方で導入支援することもできますのでご興味がありましたらお問い合わせください。

他にも自動化している作業がたくさんあるので、次回またブログで綴ってみようと思います。

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