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ミャンマーで開業イベントをした話【ミャンマー起業】

EDIT BY たけ
たけ

2019年4月1日にミャンマーのモン州モーラミャイン市で現地法人開業のレセプションを行いました。
ミャンマーの文化に合わせたレセプションを行おうと思い、色々と準備したので、これからミャンマーで起業を考えている方のために共有します。

レセプションの流れ

まず、どのような流れで何を行ったのかを共有します。
行ったことは下記です。

  • お坊さんを呼んでお祈りをしてもらう
  • 日本でいう「餅まき」みたいなものをする
  • 近所の人や関係会社などを招待して食事を振る舞う

それでは、準備段階から振り返っていきます。

準備

招待状

まずは、招待する人を決めて、招待状を作成しました。
私の会社のレセプションで紹介したのは下記の方々です。

  • モーラミャイン役所の方
  • イミグレーションの方
  • 社員たちの大学の先生(モーラミャイン在住の方)
  • モーラミャインに拠点のある日系会社
  • オフィスの賃貸オーナー
  • モーラミャインのIT塾の先生
  • 近所の方(両隣と裏の家の方)
  • 繋がりのあるモーラミャインの日本語学校の先生

役所の方やイミグレの方は今後のお付き合いもあるので招待しました。

モーラミャインに拠点のある日系会社は、当時は3社しかなかったので、その3社にお声がけしました。

ミャンマーは先生を敬う文化があるのと、創業時の社員はモーラミャイン技術大学のIT専攻卒の方が多かったのでモーラミャイン技術大学のITの先生を招待しました。

IT塾の先生は、社員で通っていた人がいたのと、今後のお付き合いがあるかもしれないと言うことで招待しました。

近所の方は、会社の向かいは市場のため、両隣の家の方と裏の家の方を招待しました。

お土産

招待した方々には、お土産を用意しました。お土産は、私の故郷鹿児島の名産品「知覧茶」のちょっといいセットを日本から購入して持っていきました。

飾りつけ

風船で作ったアーチ(入り口の前においた)やテープカットして空に飛ばすための風船など準備しました。

料理

お坊さんのための寄付料理

お坊さんが読経後に食事をお供えする必要があり、そのための料理を準備しました。こちらは、社員総出で作りました。
ミャンマーの料理だけでなく、日本の会社ということで、日本の料理も作りました。

お坊さんへの料理の準備ですが、前日にだいたい仕込みを終わらせ、当日は朝3時におきて準備を始めました。

招待客のための料理

招待客の方々へは、ちょっといいレストランでアメリカンタミンジョー(チキンライス)とフライドチキンを注文し、持ち帰るもできるようにお弁当形式で発注しました。
軽く食べたい方のためにアイスクリームも発注しました。

服装

ミャンマーの社員たちはもちろんロンジーを着用しましたが、私を含め日本人社員もロンジーを着用しました。
白のワイシャツに、赤いロンジー(モンロンジーと言われる、モン州のロンジー)を用意して着用しました。

当日のスケジュール

お坊さんによる読経

朝5時ごろお坊さんが5名いらっしゃいました。
会社の神棚に向かって読経され、その後、私や社員たちに向かってお話しをされました。1時間くらいでした。

招待客はこの時点ではまだ呼ばず、身内だけで行いました。

お坊さんの食事

お話が終わった後、円卓を用意し、5名のお坊さんが座って食事をされました。
その間、話すことはなく、もちろん同じ卓にはつかず、ハエが止まらないように内輪で仰いだり、お坊さんに料理を運んだりをしました。

お坊さんへの寄付

お坊さんへの寄付は、「気持ちで」ということです。ミャンマー人の支社長と話し合って、500,000ks(約37,500円)の現金と、お菓子やジュース、持ち帰れる食べ物などを前述した食事とは別に用意し、寄付しました。

休憩と次の準備

お坊さんが帰られた後、軽く食事をとって、レセプションの準備をしました。
レセプションは朝10時から開始予定で、9時までには準備を完了させました。

テープカット

朝10時に、会社の入り口前でテープカットをして、風船を飛ばしました。
テープカットの際には、役所から来た方と私でテープを切りました。

食事とお土産を配る

テープカットの後、室内に入り、各招待客に挨拶をして回りました。
私と現地支社長(ミャンマー人)でお土産を持って回って、招待客の方お1人お1人と話しました。

招待客の方は各々好きなタイミングで帰る形で、12時すぎにはみなさん帰られました。

餅まき

その後、神聖そうな枝についた葉っぱに水瓶で水をつけて、会社の室内中にお清めのようなことをしました。

それから、餅まきのようなことをしました。ミャンマーは現在では硬貨が流通していないのですが、お札を追って小さくしたものを撒きました。
ミャンマーの社員たちは結構楽しんで、がっついていました(笑)

イベントの終わり

これで、全て終わりました。午後1時くらいでした。

それから、社員たちと昼食をとって、社員たちは休憩に入りました。
私はその後、日本語学校のスタッフと一緒に日本語学校のイベントとして3時間くらい「着物体験イベント」をしました。

5時からは再び社員たちと合流し、鍋のレストランでパーティーをして、カラオケボックスでカラオケ大会をしました。

以上が私がミャンマーで行った開業イベントです。
やってみて、「やってよかったな」と思いました。ちゃんとした形で対外的に行ったので、社員の士気があがりましたし、その後の役所や他社さんとのお付き合いも円滑になりました。

ミャンマーで起業をされる方は、ミャンマー人スタッフと一緒に企画して実行されることをおすすめします!

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