ミャンマーを知る

ミャンマーで日本語を学ぶ人たち

EDIT BY さとう
さとう

こんにちは! 日本語教師のさとうです。
今回は、「ミャンマーの日本語学校で勉強している人たちはどんな人たちか?」というテーマです。

村の学校の画像
とある村の学校で

どういうきっかけで日本語を?

世界的に見ても、日本語学習者は増加傾向にあると言われています。特に日本のアニメ・漫画の影響は大きく、私の教え子達でも実際に、
「○○という漫画の日本語オリジナル版が読みたくて」、
「△△というアニメの声優の声が素敵で」、
といったきっかけから日本語の勉強を始めた人は多いです。特に10代~20代前半の学生ですね。また、ヤンゴンなどの都市に限った話ですが、日本の支社や関係企業に勤めている現地ミャンマー人が仕事のために、と勉強している人もいます。他には、外国語スキル・将来の就職のためにといった自己投資で勉強している人もいます。

年齢・職業も多様だけど女性が多い

そのような多種多様な目的で集まった学生たちの年齢は幅広く、私が実際に教えたことがあるのは10代前半から50代まで。職業も学生から会社員、専業主婦やさらにお坊さんなど、実に様々な人が学びに来てくださいました。
世代もバラバラ、職業もバラバラですが、どんなレベルのクラスでも共通して言えるのは「女性が圧倒的に多い」ということです。中には家事・育児をしながら日本語もめきめきと力をつけていく逞しい女性たちも多く、ミャンマーの女性たちの向学心とバイタリティにはいつも感心してしまいます。
また、単に数が多いだけではなく学ぶ姿勢も積極的で、クラス内でもミスを恐れず発言などをしてムードメーカーになるのはやはり女性。それに比べて男性たちはおっとりしています。(あくまで私の印象ですが)
男である私としては、教えながら「男たちもっと頑張れよ…」と思うことしきりです。

女性たちの画像
市場でも頑張っている女性たち

日本語の勉強の何が大変?

そんなミャンマー人の学生たちですが、高いモチベーションを持って勉強をしていても、どんなゴールを見据えていても、やはり外国語を身に着けるのは大変なもの。
私たち日本人が、例えば英単語の綴りを覚えるのが大変なように(「Wednesday」って覚えるの、難しくなかったですか?)、ニョロニョロの平仮名を並べた単語を覚えるのも大変なことです。(さらには漢字もありますよね!)また、例えば日本人には「Light」と「Right」の聞き分けが困難なように、ミャンマー人にとっては「す」と「つ」の聞き分けが大変だったりします。
「す」と「つ」なんて、全然似ていないのに、なんで分からないの?と思うのは私たちが日本人だから。同じように、「L」と「R」は同じじゃないのに、どうして日本人は分からないの?と英語ネイティブは思うはずです。
文法においても、日本語とミャンマー語は似ている点もありますが、もちろん似つかない点もあり、それ故に混乱したり間違って覚えてしまう人もいます。
つまり、やっぱり日本語習得も全部が大変だということですね。
ミャンマー語と日本語は文法が似ているから習得は比較的容易だ、という意見をたまに見聞きしますが、個人的には「そんなことはない」と思っています。
このあたり、また別に掘り下げて書いてみたいですね。

おわりに

今回は、実際にミャンマーの日本語学校で数年間日本語を教えていた私の経験からミャンマー人の日本語学習事情を簡単に紹介してみました。
現在も、日本語を勉強しているミャンマー人はたくさんいます。日本語を通じて日本を知りたいと思っている彼らのことを、私たち日本人側からも知るきっかけのひとつになればと思います。

通学中の子供たち
通学中の子供たち

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