ミャンマーを知る
ミャンマー語(ビルマ語)の基本情報についてミャンマー人の私が説明します
ミンガラバー!!!
今回ご紹介するのはミャンマー語(ビルマ語)です。
ビルマはミャンマーの昔の呼び方です。
ミャンマーで約100言語が使われていて、人口の3分の2がミャンマー語を使っています。
またミャンマー語はミャンマーの公用語であります。
ミャンマー文字の歴史
ミャンマーで使っている言語はシナ・チベット語族、オーストロアジア語族、タイ・カダイ語族、インド・ヨーロッパ語族、オーストロネシア語族に属しています。ミャンマー語はシナ・チベット語族のチベット・ビルマ語派に属しています。
ミャンマー語の歴史は、文字文化の面からみると、大きく、3段階に分けることができます。
古ビルマ語(Old burmese)
11世紀から16世紀までの時代に使われていたミャンマー語は古ビルマ語と呼ばれています。
11世紀後のミャンマー文字はモン族の文字を改変して作られたとされ、12世紀頃の碑文には多くのミャンマー文字が記録されるようになりました。
記録によりますとバガン時代(西暦紀元11-12年)にラジャクマール王子様のミャゼーディー碑文が書かれた文字が最も古い文字だとされています。
その碑文の内容はモン語、パーリ語、ピュー語そしてミャンマー語の4つの言語で四面体のそれぞれの石柱に刻まれています。
その前の碑文が発見されたようなのでミャンマー語は西11世紀にもう表れたと言われています。
ミャゼーディー碑文
中ビルマ語(Middle burmese)
16世紀から18世紀までに使われていたミャンマー語を中ビルマ語と呼ばれています。
現代ビルマ語(Modern burmese)
18世紀後中頃から現代に至るまで使われているのが現代ビルマ語、ミャンマー語です。
昔の文字とは違ってしっかりと丸くしている形が使われています。
ミャンマー語はモン語から改変されたとされていますがそのモン語は南インド地方のパーリ語に基づいて作られたと言われています。
現代使わているミャンマー文字は33個の子音と12個の母音があります。
文字としては丸い形をしているので書きやすいです。
ミャンマー語には一般的に使わているアラビア数字の他にミャンマーの数字があります。
ミャンマー数字
「方言」及び「地方語」
ミャンマー語には、古くから方言が存在しています。中央平野部のヤンゴン(ラングーン)・マンダレー、西南部のラカイン(ヤカイン)、 東南部のダウエー(ダヴォイ)およびベイッ(メルギー)、東部のインダー、ダヌ、および タウンヨーと西部のヨーなどの8つの方言が使われています。
少数民族は地方語を第一言語、ミャンマー語を第二言語として使っています。
外来語
ミャンマーにミャンマー語の他に外来語も日常会話に混ざり込んでいます。
英語から取り入れた単語が多く使われていますが、その他にも中国語、インド語、アラビア語、タイ語などから取り入れた単語も多いようです。
例えば、英語からだとコンピューター、ディレクター、インターネット、カメラ
中国語からはトウフ、インド語からはサムサなどがあります。
ミャンマー語の文型
ミャンマー語の基本語順は、S+O+V(主語+目的語+動詞)で日本語と同じです。しかし、否定文や禁止文などの語順は否定詞が動詞の前に付けられ、日本語と異なります。
例文
タミンサーピービラー?
タミンはご飯、サーは食べる、ピービラーは終わりましたかの意味です。
はいの場合は【サービービ】
文を否定したい場合は【マサーヤティブー】
動詞サーの前にマを付けて後ろにはブーを付けると否定文になるのです。
ミャンマー語の基本表現
ミャンマーの日常会話にもよく出ている5つの基本表現を紹介したいと思います。
- ミンガラバー(こんにちは)
ミャンマーでは朝、昼、夜を問わずミンガラバーと使います。
普段お友達やお知り合いなどにはミンガラバーの代わりに(2)番目を使います。 - タミンサーピービラー(ご飯は食べましたか)
- ネーカウンイエラー(お元気ですか)
- マトヤラチャービー(お久しぶりです)
- チェーズーバー(ありがとう)
ついでに曲に興味がある方は平原綾香と森崎ウィンの「MOSHIMO တကယ်လို့ 」を聞いてみてください。
その曲はミャンマー語、日本語の字幕があるしミャンマー語、日本語を交代に歌ってるのが魅力があるかなと思って紹介しました。
おわりに
ミャンマー語の文法の形は日本語と似ているから勉強しやすいと思います。
ミャンマー人のお友達がいる方は上記で紹介した表現を使ってみてくださいね。
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