ミャンマーを知る

ミャンマーの国旗の持つ意味や特徴

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ニン

最近日本でもミャンマーのニュースが放送されてると思いますが、そこでよく見られる「ミャンマーの国旗」についてご紹介したいと思います。

ミャンマー国旗の意味

ミャンマー国旗に含まれている黄色、緑色、赤色と白い星はどんな意味を表しているでしょうか。下記にまとめてみました。

ミャンマー国旗の色・形が表しているもの

  • 黄色:国民種族の団結、知恵、幸福の意味
  • 緑色:豊沃、公平さ、豊かな自然環境、そして平和な国であること
  • 赤色:勇気と決断力
  • 星の色である白色:純粋さ、人情味の意味
  • 白い星:ミャンマーが地理的・民族的に一体となるという意味

国旗の標準サイズ

国旗のサイズ
次に、ミャンマー国旗のサイズについてまとめてみました。

ミャンマー国旗のサイズ、要素のサイズ

  • 国旗は長方形で長さは9フィート,幅は6フィートです。黄色、緑色、赤色の各色の幅は均等に3分の1となっております。
  • 白い星の上部の頂点は長さの真ん中(4.6フィート)に位置しています。
  • 星の上部、下部の頂点はそれぞれの端まで1フィートの距離を取っています。
  • 星の各頂点の間は2フィート7.2インチの距離を取っています。

国旗の掲揚

ミャンマー国旗はどんな時に掲揚されるか、まとめました。

ミャンマー国旗の掲揚タイミング

  • ミャンマー連邦共和国政府によって規定された営業日及び重要な日に掲揚されます。
  • ミャンマー連邦共和国政府が随時宣言する日に掲揚されます。
    その宣言された日に全国の住宅、官公庁、車、列車、船、飛行機などの様々な車両に掲げることが出来ます。
  • 注意点:国旗を使用する際は国の栄光に影響を与える色褪せ、生地の破れのない旗のみを使用することとされています。

国旗の変遷

昔から現在まで使っているミャンマーの国旗を5つくらいご紹介します。

(1)ミャンマーの最古の国旗(及び)ハンタワディ国旗(1300年~1500年)

ハンタワディ国旗
ハンタワディ王国で使用されたビルマの国旗です。(ビルマは昔のミャンマーの呼び方です)
緑の背景色に黄色いのアカツクシガモが表示されています。

(2)コンバウン王朝期(1752年~1866年)

コンバウン王朝の国旗
コンバウン王朝の国旗は白色の背景に緑色の孔雀が描かれたのです。

(3)1948年~1974年

1948年のビルマの国旗
1948年のビルマの国旗は赤地で左上の青い区画に1つの大きな白い星とその周りに5つの星が囲まれています。
大きな星は「連邦」を表しており、5つの小さな星は独立を果たす為一緒に頑張った五民族(ビルマ、シャン、カイン、チン、カチン族)を表します。

(4)1974年~2010年

2010年までの国旗
2010年までのミャンマーの国旗は1974年に使われていたものです。
赤地の左上に青い長方形があり、その中に白い星、歯車と稲穂があります。

この国旗が表しているもの

  • 34つの稲穂と歯車:一般の人である労働者と農民
  • 14つの白い星:7つの州と7つの管区

現在のミャンマー国旗

現在のミャンマー国旗
先述した現在使われている国旗は2010年10月21日に変更された国旗です。

おわりに

今回、私の母国であるミャンマーの国旗について記事を書くにあたりいろいろ調べる中で新しい発見があり、学ぶこともたくさんありました。

世界の他の国々の国旗もそれぞれの意味があると思います。
みなさんもぜひ自分の国や興味がある国の国旗の意味を調べてみてください。

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