ミャンマーの街・観光地
世界遺産バガンとはvol.1【ミャンマーの観光地】
こんにちは!
今回はミャンマーで1,2をあらそう人気観光スポットのバガンについてご紹介します。
コロナ禍で外出が制限されている中、自粛が明けた暁には海外旅行でおもいっきり羽を伸ばすと決めていらっしゃる方、多いと思います。
でも…
「だいたい有名なところはいっちゃったからなぁ」
「観光地って行ってみたら案外たいしたことないし…」
「せっかくだからインスタ映えするところがいい!!」などなど…
絶対後悔しない旅行先選びって難しいですよね。
安心してください!
バガン、まちがいないです。
バガンの基本情報
そもそもバガンってどんなところなのか、まずは簡単にご説明します。
気候
東南アジアなのでやっぱり1年をとおして暑く、時期によっては大雨が降ります。
2月~4月ごろ
ミャンマーでは一般的に夏でバガンも例にもれず年間で一番暑い時期になります。
ただ雨は降らない時期なので日本の夏のようなジメジメした不快感はあまりありません。
暑いのが苦手ではなく、むしろこの暑さこそ東南アジア!!というタフな方にはおすすめのシーズンかもしれません。
5月~10月ごろ
ミャンマーでは一般的に雨季にあたり、旅行するにはちょっと難しい時期かもしれません。
気温も平均して20度後半から30度まで上がるのでまさに日本の夏に近いイメージです。
ただヤンゴンとは気候区分が違うので、雨季とはいってもさほどバガンは雨が降りません。
11月~1月ごろ
ミャンマーの冬にあたります。
バガンも涼しくなり雨もほとんど降らないので、現地は国内外から多くの旅行客でにぎわいます。
間違いなくおすすめの時期になるのですが、「冬」とはいっても暑いときは20度を超えるので朝晩の寒暖差には気を付けてください。
世界遺産登録
世界三大仏教遺跡とバガンのすごさ
バガンは2019年に世界遺産に登録されています。
現存する文化的な伝統や美しい景観が評価されて登録の運びになったのですが、
実は順風満帆の一発登録ではなかったんです。
バガンは1996年に世界遺産の暫定リストに掲載されてから翌年の97年に登録失敗しています。
理由は修復方法がユネスコの基準にあわなかったこと、開発が景観や遺跡の価値を損なうものだったこと等でした。
しかし、バガンは仏教国ミャンマーにとって国の威信をかけるに値する特別な遺産の一つです。
反省、改善、努力を重ね、国内外の専門家からサポートを受けながら、2016年のミャンマー地震を乗り越えてついに2019年に登録を果たしたのでした。
バガンを旅行先にすすめる際にどうしてもネックだった最後のピースが埋まりました。
今なら胸をはっていえます!
バガンは最高の仏教遺跡です!!
世界三大仏教遺跡とバガンのすごさ
オールドバガンとニューバガン
それでもまだ不安な方のためにバガンについてもう少しご紹介します。
バガンは「世界三大仏教遺跡」の一つなんです!
世界でも特に目を引くような仏教の遺跡3つで「世界三大仏教遺跡」なんですが、
どのぐらいすごいものなのか、ほかの2つをご紹介するとまずはカンボジアのアンコールワット、そしてインドネシアのボロブドゥールです。
アンコールワットは言わずもがな東南アジアを代表する遺跡で日の出を見に行かれた方も多いと思います。
ボロブドゥールはピラミッド状の寺院に施された美しいレリーフが有名ですね。
どちらもまさに世界を代表する仏教遺跡で間違いないです。
じゃあ、バガンはその2つと比べてなにがすごいのかといいますと、まずは広さです。
バガンは特定の寺院や仏塔をさした言葉ではなく、バガンという地域の名前です。
なんとその広さは41k㎡!!およそ東京ドーム876個分です!もしくは江東区と同じくらいです!
よくわかりませんね…。とにかくとても広いです。
しかもただ広いだけではなく、その中に所狭しと寺院や仏塔が立ち並んでいるんです。
その数なんと3000以上です!(多すぎて正確な数はわかっていません)
大小さまざまな遺跡が散らばっており、美しい造形が楽しめるものや今でも崇拝の対象になっているもの、はたまた時代の波にのまれ打ち捨てられたものまで多種多様です。
ちょっと道を外れて散策すればガイドブックに載っていないような秘密のパゴダが見つかるかもしれません。
本当にバガンを楽しみつくそうと思ったら1週間や2週間では足りません。
いつまでも新しい発見があるようなボリューム満点の観光地です。
とはいえ有名なところだけ回るなら数日で済むのでご安心ください。その数日でさえ冒険に満ちたものであることに変わりはないので。
ガッツリ派にもカジュアル派にもおすすめの仏教遺跡です。
オールドバガンとニューバガン
バガンへの行き方・交通手段
バガンについて調べたり旅行の計画を立てるにあたって、「オールドバガン」と「ニューバガン」という言葉をよく目にすると思います。
オールドバガンとは政府が遺跡保全のために設定した保護区で一般的に「バガン」というとこれをさすことが多いです。
保護区ということもあり、オールドバガン内には商業施設はさほど整っていません。
観光の目的地にはなりますが、拠点とするには難しいところですね。
うってかわってニューバガンはバガン観光をするためのホテルやゲストハウス、商業施設がそろっています。
またオールドバガンほどではありませんがニューバガン内でも様々な仏教遺跡を楽しむこともできます。
基本的にはこちらを拠点としてバガン観光を楽しむのがおすすめです。
また、できるだけ安く旅行したいという方には近隣の「ニャウンウー」という町もおすすめです。
比較的安めのゲストハウスが多い上にミャンマー人のローカルな生活も垣間見えるので楽しみ方に合わせて選ぶといいですね。
こちらニャウンウーは交通の要所でもあり、バスターミナルや空港もあります。
バガンへの行き方・交通手段
バス
ミャンマーで最も一般的な移動手段になります。
ヤンゴンの Aung Mingalar Bus Stationから毎日何本もバスが定期運行しており、ほかの交通手段に比べてもリーズナブルです。
- 時間:およそ10時間(2,3時間に一回休憩あり)
- 値段:1,000円~2,000円ぐらい
運行している会社も多くありますし、値段も手ごろなので気ままに旅行を楽しみたい方、若く体力がある方にはおすすめです。
ただし、道が悪く運転も荒いので車酔いしやすい方、それから社内のエアコンが強めに効いているので冷え性の方はほかの交通手段を使うか何か対策をして利用されるのをおすすめします。
またバス移動ではありますが外国人はパスポートをすぐに提示できるようにしておくと安心です。
バガン側のバス停はニャウンウーのShwe Pyi Highway Bus Terminalです。
飛行機
お金はかかりますが、一番速く安全な移動手段です。
ヤンゴン空港の国内線からニャウンウー空港までだいたい1日に4便程度飛んでいます。
- 時間:およそ1時間20分
- 値段:15,000円ぐらい
なんといっても1時間20分(空港での待ち時間を考えても3時間程度)という速さが魅力的です。
移動後の観光を全力で楽しむために時間と体力を節約できると考えるとコストパフォーマンスは一番いいですね!
電車
あまりおすすめはできない上級者向けの移動手段です。
ヤンゴン中央駅からバガン駅の電車に乗ってください。
- 時間:およそ17時間
- 値段:2,500円~3,000円ぐらい
なんと驚異の17時間です。バスより遅いので電車を利用される方はかなり時間に余裕をもって旅程を立てておいてください。
エアコンもないですし、揺れもひどいですが車窓からの景色は一見の価値ありです。
おわりに
バガンの気候や行き方など基本的な情報を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
次のシリーズでは、もう少し深く見どころを紹介します。
楽しみしておいてください。
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