ミャンマーを知る

ラウェイとは【ミャンマーの立ち格闘技】

EDIT BY おの
おの

こんにちは!
今日はミャンマーの伝統的なボクシング「ラウェイ」についてご紹介します。

実はここ最近日本人の格闘家もラウェイに参戦しているぐらい、激熱の格闘技なんです!

ラウェイとは

ラウェイとは古くからミャンマーで行われている格闘技で、現在ではミャンマーの国技として知られています。
かつては王室で披露されたり、神事として奉納されたりなど神聖な扱いをされてきました。
今でも試合の際には選手が祭壇に祈りを捧げたり、試合中も伝統音楽が流れているなど、厳かな様子が残っています。
選手たちも試合中はもちろん、普段の行いから礼節を重んじてふるまいに気を付けなければなりません。
日本でいうと相撲が近いかもしれませんね!

伝統を重んじる、品位に満ちた紳士淑女たる皆さんはきっと、
「まぁ、素晴らしいわ!一度拝見したいものね!いったいどんな試合なのかしら?」
とお思いでしょう!

こちらに写真をご用意しました!!

ラウェイの画像

グローブしてないじゃん…!
血、でてませんか…?

いろいろ!?な点があると思います。

実はラウェイは神聖なものでありながら「世界一危険な格闘技」として有名なエクストリーム危ない格闘技なんです!!

ラウェイのルール

ラウェイがいかに危険なのかはルールを見れば一目瞭然です。
Wikipedeiaを参照して順に見て行きましょう!

国内ルール

・立ち技のすべてが許可
いきなりえぐいですね。
そもそもこれはルールという範疇に収まる文言なんでしょうか。
ルール無用と同義な気がするんですけど…

・ダウンカウントはとらない
ボクシングやプロレスでおなじみのカウントなんてラウェイにはありません。
じゃあどうやって勝敗を決めるかというと「片方が負けを認める」「片方が意識を失う」の2点でもって判断します。
これなら場外負けがあるドラゴンボールの天下一武道会のほうが安全かもしれませんね…

国際ルール

さすがに海外選手を招待するような公式戦や海外団体が主催する興行ではもう少し安全に配慮されたルールが決められています。
危険行為対策が施された禁止事項を少し紹介しますね。

・噛みつき、目突き、唾を吐きかける、倒れた相手を攻撃し続ける、髪を引っ張る、首を絞める
上記は国際大会では禁止されています。よかったですね。
裏を返せば国内ルールでは禁止されてないんですね…

・故意に金的を打つ
故意じゃなきゃいいんですね。
しょうがないですよね。故意じゃないんだから…

・レフェリーの指示を無視する
当たり前じゃん!!と思うかもしれませんが、国内ルールがほとんど禁止事項がないことを考えると、初めて国際大会に出た選手は禁止事項を知らずにやってしまうのかもしれません。
当人としては違反した意識がないわけですから、意図せず無視してしまうことも無理もないのでしょう。

他にもマウスピースやファールカップの着用やテクニカルノックアウトの採用など国内ルールに比べると安全に試合が行えるように配慮されています。
ラウェイの画像

ラウェイ観戦

ルールを聞いてラウェイがいかにヤバいかご理解いただけましたか。
「なんか狂暴で残忍なスポーツ…」
と思われているかもしれません。
でも実際試合を見てみると伝統音楽にのせての入場や対戦相手に対するリスペクトの仕方など競技の高潔さが随所に感じられるはずです。
(私は選手がラウンド間でセコンドの方にだっこされているのが可愛くて好きです)

みなさんにもぜひ試合を観戦していただきたいんですが、なかなか現地で観戦するのは難しいと思うので、日本でラウェイの大会を主催されているインターナショナル・ラウェイ・フェデレーション・ジャパンの公式サイトから映像をご覧ください。
(流血などが苦手な方はご注意ください)
他にもYoutubeで「Lethwei(ラウェイの英語表記)」と検索してもらえればたくさん試合の映像が出てきます。
ラウェイの画像

最後に

ラウェイについてご紹介しましたが、皆さんいかがでしたか。
刺激的なガチンコのファイトが見たい方はどうか今後もラウェイにご注目ください!

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