ミャンマーを知る

モリンガとは【ミャンマースーパーフード】

EDIT BY おの
おの

今日はミャンマーの健康食品である「モリンガ」についてご紹介します。

あんまり聞きなれない名前かと思いますが、日本でも沖縄などの南のほうでは栽培されています。

実は私も「モリンガ」なるものを知らなくて、日本からお土産などでねだられても「モリンガ??」だったんですが、写真を見たら一発で分かりました。
私たちの会社の裏手にも生えてるし、昼ごはんでほぼ毎日食べてるこれだったんですね!
モリンガの画像

和名は「ワサビノキ」です。
日本のモリンガは和名の通りちょっと辛みがあるそうですね。
パウダー状にしてお茶として飲むことが多いみたいです。
モリンガの画像

ちなみにミャンマーではお茶として飲むのは一般的ではないと思います。
(少なくとも私は見たことがありません)
スープの具材に使うことが多いですね。
また、「モリンガ」という言い方もミャンマーでは伝わらないかもしれません。
「ダンダルン」のほうがわかりやすいと思います。

それではスーパーフード、モリンガの効能や本場の食べ方、モリンガを使ったグッズについてもっと詳しくみていきましょう!

モリンガの効能

「地球最強の栄養食」「奇跡の木」などと称されるモリンガですが、どのぐらいすごいかといいますと

  • カルシウム:牛乳の20倍
  • ビタミンA:ほうれん草の12倍
  • ポリフェノール:赤ワインの8倍
  • 食物繊維:ごぼうの5倍

などなどざっと紹介しただけでもほかの食品をはるかに凌駕する栄養価です。

また環境にもいい植物で一般的な植物が必要とする二酸化炭素量の20倍以上を吸収してくれるといわれています。
さらにモリンガの実には水質改善効果まで備わっています。

つまり、私たちがモリンガを食べる→栄養満点、元気ハツラツ!→もっと食べたいからたくさん栽培する→地球も健康、環境改善!
といういいことずくめの幸せの輪が出来上がるんですね!

ちょっと胡散臭くなってしまいました…
効能はともかくとして次に食べ方をご紹介します!

モリンガの食べ方

さきにも述べました通り、ミャンマーでモリンガをお茶にして飲むというのはあんまり聞いたことがありません。
私がよく見る食べ方は葉っぱのスープとひよこ豆のスープです。

葉っぱのスープ

小エビでとっただし汁をうま味調味料などで整えて、モリンガの葉っぱを入れたスープです。
濃い目の味付けが多い他のミャンマー料理と比べると、あっさりしていて優しい口当たりが日本人にもよく合うと思います。
スープ単体で頼むこともできますが、ミャンマーカレーを頼むと高確率で付け合わせのスープとして一緒に出てきます。

ひよこ豆のスープ

これはモリンガがメインのスープではないんですが、ミャンマーでよく見る代表的なスープの一つで野菜煮込み、甘いスープカレーみたいな料理です。
その中でモリンガの実がよく使われています。
モリンガの画像

この実が特徴的で筋が多いオクラみたいな感じです。
最初は私も「変なオクラ…」と思って食べていました。
味は慣れればイケますし、結構おおきいので食べ応えがあってGoodです。

モリンガを使った製品・お土産

基本的に外国人向けのお土産としてみることが多いですが、食べるだけでなくモリンガの効能を有効活用した商品が様々売り出されています。
たとえば

  • モリンガ石鹸
  • モリンガオイル
  • モリンガクリーム

などです。
オーガニックを売りにしているものも多いので、普段から肌に触れる化粧品や石鹸にとってはうれしいですよね!
モリンガの画像

もちろんお茶や料理に使いやすいモリンガパウダーや栄養価を最大限に活かしたサプリメント商品などもよく見かけます。

またモリンガはミャンマーだけでなく東南アジアの各所で栽培されており、それぞれの場所でNPOやボランティア団体が地域活性化や環境保全などのために商品化しているものも多くあります。
そういったものを選んで東南アジアを応援するというのも素晴らしいことだと思います。

さいごに

モリンガの紹介、いかがでしたか。
私が毎日何気なく食べていたあの葉っぱにこんなにすごい魅力が隠されていたとは、紹介した私自身が驚きです。
もっとミャンマーの隠されたスーパーフードを見つけて皆さんに紹介せねば!!
頑張ります!

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